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【Ep. 20】お悩み:38歳、ワンナイトラブ以上に進展できません

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切の関係がありません。

 

 

悩めるシンガポール在住者の前に、忽然と姿を表す場末のスナック、それが「夜間飛行」。

赤い布張りのソファに、古ぼけたミラーボール、そしてそれらを包み込む、懐かしい昭和の歌謡曲。

これは異世界? それとも幻?

時代に取り残されたようなその空間は今夜も、疲れた人々の心にそっと寄り添う……。

 

このシリーズの過去記事↓

 

 

 

 

既読が、つかない。

 

 

先週一戦交えた山井君とのLINEも、先々週のお相手だったジョーダンとのWhat’s Appも。

私が送った熱いメッセージを最後に、既読さえつかないまま、プツリとやり取りが途絶えていた。

 

 

 

【山井君、すごく素敵だった♡♡ 次いつ会えるかな?】

 

【Jordan, I miss you so much! <3 <3】

 

 

 

読んでもらえなかった私のメッセージ。

とりたてておかしなところがあるとは思えない。

一体何が悪かったのだろう……就業時間間近の社内、女性用化粧室の片隅で、私はひとりため息をついた。

 

 

34歳で最後の彼氏と別れてからここ4年ほど、恋人らしい恋人がいない。

35、36、37と、愛されないままに暗い歴史を重ねた私は、すでに38 になっていた。

 

 

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