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【Ep. 7】リトルインディアで金髪美女をついにゲット?!

※この物語はフィクションです

シンガポールのコールセンターで働くリョータは、29歳。

30歳を目前にして、彼は焦っていた。

「彼女いない歴=年齢」も、20代ならまだ可愛げがある。

しかし30代ともなるとさすがに悲壮感が漂う。30歳になるまでに、なんとか彼女を作りたい。

いや出来ることならむしろモテたい。モテてみたい。モテてモテて困ってみたい……!

そんなリョータが手にした一冊の本、それが藤沢数希著「ぼくは愛を証明しようと思う」だった。

この本に衝撃を受けた彼は、モテない人生にレボリューションを起こすべく、「ナンパ師」としてデビューを果たす。

このシリーズの過去記事↓

シンガポールでナンパ師デビューを果たしてから、すでに軽く数百人の女性に声をかけただろう。

しかし俺は未だに、ナンパした可愛い子ちゃんをデートに連れ出すことに成功していない。

声をかけることにはかなり慣れて来たのだから、次の目標はなんといっても連れ出しだろう。

そこで俺は俺のバイブルである「ぼくは愛を証明しようと思う」を読み直し、連れ出しに有効とされる技術、「タイムコンストレイントメソッド」を頭に叩き込んだ。

これは「これから20分後にはもう行かなきゃいけないんだけど」「5時から仕事があって、もう行かなくきゃいけないんだけど」など、時間制限を事前に知らせる方法だ。

これを早めに知らせておくことで、女の子に安心感を与え、かつ自分を重要人物に見せる効果もあるらしい。

俺はいつものように枕を相手に、「明日も早いから、あと10分で寝なきゃいけないんだけど」「悪いけど朝6時には起きなきゃいけないんだ」「睡眠は8時間以内で切り上げることにしてるから、長くはいられないよ」などのロールプレイングを繰り返した。

そして、かなり自然にタイムコンストレイントメソッドを繰り出せるようになった。

よし、次のリトルインディア……この手法で必ず、可愛い子ちゃんを連れ出してやる!

夕暮れ時のリトルインディアは、いつものように人でごった返していた。

俺はこの街の混沌とした空気や異国情緒が大好きだ。

特にテッカマーケットの付近は、歩いているだけでインド系住民の暮らしに触れることができる気がして、自然と胸がときめいてくる。

日本では見ることが少ない極彩色の野菜やスパイス、色とりどりのパンジャビドレス……そうだ、俺は、こんな異文化体験を求めて日本を出たんだ。

ここにいたら、マンガの恋の始まりみたく、今にも俺の運命のインド美女が、その角からトーストを咥えて飛び出して来そうな気がする。

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