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【Ep. 17・最終回】ポンゴルでシンガポール美女に熱烈な愛の告白を受ける

※この物語はフィクションです

シンガポールのコールセンターで働くリョータは、29歳。

30歳を目前にして、彼は焦っていた。

「彼女いない歴=年齢」も、20代ならまだ可愛げがある。

しかし30代ともなるとさすがに悲壮感が漂う。30歳になるまでに、なんとか彼女を作りたい。

いや出来ることならむしろモテたい。モテてみたい。モテてモテて困ってみたい……!

そんなリョータが手にした一冊の本、それが藤沢数希著「ぼくは愛を証明しようと思う」だった。

この本に衝撃を受けた彼は、モテない人生にレボリューションを起こすべく、「ナンパ師」としてデビューを果たす。

このシリーズの過去記事↓

ついに俺はノースイースト線最後の駅、ポンゴルに降り立った。

万感の思いを込めて、しっかりとホームを踏みしめる。

泣いても笑っても、この駅でナンパ修行の旅は最後。

目に浮かぶ走馬灯のような思い出をごしごしと振り切って、一歩一歩前へと進む。

するとウォーターウェイポイントへ向かう途中で、俺の携帯がメッセージの着信を知らせた。

【えへへ。後ろを見て!】

振り返るとそこには、先週Jalan Kayuでナンパに成功したあのエキゾチックなシンガポーリアン……ミシェルが、ローラそっくりの格好で佇んでいた。

「どうしたの、ミシェル?!」

「今日はポンゴルに来るって言ってたでしょ? ビックリさせようと思って、待ってたの」

待ってたの、ということは、こんな往来の激しい場所で、一日中俺を待っていたということなんだろうか。

ちょっとストーカーの気があるのかな、この子……。

「あ、ああ、そうだったんだ。会えて嬉しいよ」

「新しい髪型とお洋服、見てもらいたかったんだよね! 私に似てるって言ってたセレブリティに似せてみたんだけど、どうかな?」

「あ、ああ! ローラを意識したんだなって、すぐわかったよ」

「うふふ♡」

きっとYouTubeあたりで勉強したのだろう。

ローラそっくりの仕草で笑うと、ミシェルは俺の腕を取って歩き出した。

「今日は、アイスクリーム、食べに行こう! ここ、アンダーセンが入ってるの」

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