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【2】おじさん、出世したいですか?


※この記事は実際のインタビューを元にしたフィクションです。実在する人物・団体とは一切の関係がありません。

世界のエリートが集まる街、シンガポール。

この街の日本人コミュニティのマジョリティを成すのもまた、エリートビジネスマン(とその家族)である。

仕事も遊びも一流である彼らは、羨望と嫉妬の眼差しを浴びる言わば「特権階級」。

オシャレで高級な店などとうに行き尽くしている彼らが、なぜか最終的に行き着く場所……

それが、 気取らない店「喫茶&スナック 夜間飛行」のバータイムである。

シャツの第一ボタンを外して寛ぐ「シンガポールおじさん」達に、普段は絶対に語らない本音を、匿名でこっそりと教えていただいた。

このシリーズの過去記事↓

【今回のシンガポールおじさん】

職業:証券子会社MD

年齢:40代前半

海外歴:8年(うちシンガポール3年)

家族構成:妻、長女、次女(シンガポールで同居中)

「この店、興味深いよねぇ。空想と現実の狭間にある空間、って感じがする。

君たち、いわゆる“昭和の場末のスナック”なんか、行ったこともないのに想像でここを作ってみたわけでしょ。

そしてこの店に来る顧客のほとんども、きっとそういうところとは無縁の、ちょっとカッコイイ感じの店で遊んで来たような人がほとんどで。

両者とも、“昭和の場末のスナックって、こういうもんなんじゃないかな”と思いながら、一緒に空間作りを楽しんでいる感じだよね。

……え? 今日は匿名でインタビューさせてほしいって?

フェイクも入れるから、まず知人にはバレないって?

いいよ、こうなったら俺も、君たちの悪ふざけにとことん付き合ってあげる。

出世? したいね。というか、しなければいけないと思っている。

会社員ならみんな、少なくとも「その会社でやりたいこと」があって入ってきているわけだろう。

やりたいことを最大規模で叶えるためには、上を目指す必要があるんだよ。

上に行けば当然、責任は増えるよ。

けれどそれはつまり、自分の裁量で決められる物事が増えるということでもある。

あらゆる人員や資源を、自分の責任でマネージさせてもらえるようになるわけだから、実現できることのスケールが大きくなっていくんだよね。

出世を目指すこと。それはね、会社員生活に、一本の筋を通してくれるものでもあるんだ。

シンガポールにいる駐在員の一部には、南国気分に浮かされて、目指すところを失って、いつの間にか「仕事をしてるフリ」ばかり上手くなっていくような人もいるだろう。

大した仕事もしていないのに、本社には耳障りの良いレポートを上げて、さ。バレていないと思っているのは、本人ばかりだよ。

周囲はその、器用だけれど熱のこもっていない報告を読んで、志の不在を見抜いてる。

そう、会社員生活における「志」ってね、やっぱり出世と切っても切り離せないものだと思うんだ。

でも……出世したいと思ったら、仕事ばかりしててもいけない。え、じゃあ何をするべきなのかって?

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