世界のエリートが集まる街、シンガポール。
この街の日本人コミュニティのマジョリティを成すのもまた、エリートビジネスマン(とその家族)である。
仕事も遊びも一流である彼らは、羨望と嫉妬の眼差しを浴びる言わば「特権階級」。
オシャレで高級な店などとうに行き尽くしている彼らが、なぜか最終的に行き着く場所……
それが、 気取らない店「喫茶&スナック 夜間飛行」のバータイムである。
シャツの第一ボタンを外して寛ぐ「シンガポールおじさん」達に、普段は絶対に語らない本音を、匿名でこっそりと教えていただいた。
このシリーズの過去記事↓
【今回のシンガポールおじさん】
職業:総合商社ディレクター
年齢:40代前半
海外歴:13年(うちシンガポール4年)
家族構成:妻、息子(シンガポール在住)
「へえー、夜間飛行、今度もつ鍋始めるのかい?!
確かにカレーやスパゲッティはみんなでシェアしにくいもんね。
グループで来る時に、鍋メニューがあると嬉しいよね。
え、炙りもつ鍋ってやつにするんだ?
もつを炙るの?
香ばしくて美味しそうだね〜!!
これは次回、ぜひ試してみなくっちゃ。
ついにこのシリーズも最終回なんだってね。
俺なんかが最終回を飾っちゃってイイの?
今までアップされる度に欠かさず読んできたから、このシリーズの一番のファンは自認してるけど……最終回にふさわしい話ができるように頑張るよ。
ところで今回のテーマはなんなんだい?
ぇえ?! 妻を抱いているか、だって?!
うわぁ、えげつないテーマだなぁ……でも正直に話さなきゃ面白くないよね。
わかった、一肌脱ごう。ここは素直に、ありのままを話すよ。
結論から言うと、妻はもう抱いてない。
へえ、俺の他にも、結構そういう人は多いんだね。
なになに?
シンガポールに来てから一度も妻を抱いたことも浮気もしたことがない、【シンガポール童貞おじさん】も少なくないらしい、って?
うーん、そうかぁ……でも、
本当に彼ら、真実を語ってるんだろうか?