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【Ep. 4】人生イージーモード!ワーホリ上がりの現地採用バブルOL の場合

※この物語はフィクションです

 

我輩はマーライオンである。そっちじゃない、小さい方だ。

 

そう、観光客に大人気のあのでかいマーライオンの傍で、ショボく水を吐いている、ミニマーライオンである。

 

俺たちマーライオンには、それぞれシンガポールの守り神としての担当がある。

 

一番大きなセントーサのオジキは、シンガポール居住者担当。エースであるマーライオンパークのアニキは、観光客担当。

 

そして俺は、そのどちらにも属さない中途半端な人々、いわゆる『浮遊層』を担当している。

 

はっきり言って閑職だが、俺はこの『浮遊層』たちが大好きなんだ。

 

俺が守り神として使える魔法は、二つだけ。

 

人のお腹を瞬時に空かせることと、二日酔いを防ぐことだ。

 

なんの役に立つのかって?

 

いやいや、これがどうして、なかなか役に立つものなのさ。

 

おや? 今宵も、愛すべき浮遊層が一人……

 

 

このシリーズの過去記事↓

 

 

 

 

私は西野咲、29歳。シンガポールの専門商社で事務やってるよ。

 

シンガポール歴は5年になるんだけど、まさにバブルを謳歌できててほんと感謝。

 

 

 

あ、咲が言うバブルっていうのは、EP バブルのことね。

 

知ってる? EPバブル。

 

シンガポール政府がどんどん、就労ビザ・EPの最低給与水準を年々引き上げてくれるお陰で、ビザを更新する度にお給料がすごく上がってくの!

 

咲のお給料なんて、もはや今、日本の友達に言ったら失神するレベル。

 

 

 

まじすごいよね、シンガポール。

 

オーストラリアでのワーホリが終わって、すぐにシンガポールで仕事を探したんだけど、あの頃は仕事を見つけるのもめちゃくちゃ簡単でね。

 

別にシンガポールにこだわりはなかったんだけど、あの時シンガポールに来てほんとーーーーに良かった! まじそう思ってるんだ。

 

 

 

ぶっちゃけ、オーストラリアの方がイケメンは多かったけど。

 

でもシンガポールは遊び場が多くていいよね。

 

クラブも楽しいし、盛り上がってるバーも多いし。

 

そういうとこで普通に出会うのもエリートな男性ばっかりだし! 

 

 

咲の場合は仕事もかなり緩くて、テキトーに仕事してから定時に会社を出て遊びに行っても、誰も文句は言わない感じ。

 

日本人のオジサンばっかりの職場だから、みんな咲に優しいんだよね。

 

仕事とかよく間違えるけど、基本、可愛がってもらってる。

 

 

 

今日は水曜だし、レディースナイトに行かなきゃだから、3時くらいから化粧室にこもって化粧直ししてたんだけど……あれ、なんだろ。

 

席に戻ろうとしたら、部長に呼び止められちゃった。

 

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