海外での「子育て」には、普通以上の不安やストレスが伴うもの。
生活格差、言葉の壁、教育文化の違い、ママ友とのお付き合い、
ここシンガポールの日本人社会では日々、子育
このシリーズの過去記事↓
「1年生から、ほんとーーうに、勉強漬けなんですよ」
面長の顔にセミロングヘア、切れ長の目。膝に2歳の女の子を乗せて、おっとりと話すナホさんは、和風美人といった風情です。
「入学後すぐから、毎週スペルテストがあって、親子で四苦八苦してます。
日本だと、まず英単語の原型を憶えて、それから、過去形を憶えるじゃないですか?
こっちでは、いきなり過去形がポンとテストに出てくるんですよ!面食らっちゃいました。」
mica 以下M) へええ。それは日本と全く違いますね。
「わたし、英語も大して出来ないから、学校からのお知らせを読むのも一苦労なんですよ〜。
最近は、アプリで連絡が来るんです。
便利といえば便利なんですけど、学年や先生が変わるとアプリが変わったり、増えたりするところは、わけがわからないです (笑)」
M) ローカル校に息子さんが入学することは、ご夫婦お2人のご希望だったんですか?
「夫主導で決まりました。
曰く、“これからは学歴なんて重要視されない。
どれだけ人と違う経験が出来るかが問われる”と。そう言われたら、そうだなぁと」
「でも、結局、宿題とか、テストとか、面倒を見るのは、全部わたしですから・・・。
正直、さじを投げたくなるときもあります。
中国語なんて、そもそも教えられませんから!(笑)
今2年生ですが、これから3年生になると、もっと難しくなるので、家庭教師を探さないとな〜って話しています」
「しかも、家からは日本人学校の方が近いんですよ。
ローカル校は、外国人はどこに通うのかを選べなくて、しかも遠くに飛ばされる事が多いんです。
それでも、入学出来ない外国人の方が多いので、入学出来ただけでも、恵まれてるんですけどね」