常夏のコスモポリタン・シティ、シンガポール。
恋が似合うこの街には、珠玉のラブストーリーの舞台としてふさわしい、数々のデートスポットが存在する。
しかし嘆くべきは昨今の「恋愛離れ」。
多くのシンガポール在住日本人が、恋やデートそのものに対する消極的な“めんどくささ”を持て余している。
そこでナイトライフシンガポール編集部は、この街にはびこる「デートめんどくさい症候群」を駆逐すべく立ち上がった!
(なるべくしがらみの少ない)男性読者を問答無用でおすすめデートスポットに連れ出し、在住者を代表して評価してもらうのがこの企画。
さらにはその評価と当日の写真を元に、あなたの恋心を刺激するショートストーリーを作成することとした。
リアルと妄想が交錯する半フィクションが、眠っていたデート欲を揺り起こす?!
ハウパー・ヴィラ。
東南アジア一シュールかもしれないと噂のテーマパーク。シンガポール西部に位置する。
シンガポールでは知らない人のいない万能薬「タイガーバーム」を販売して巨万の富を得た胡文虎(オゥ・ブン・ハウ)・胡文豹(オゥ・ブン・パー)兄弟によって建立され、中国の儒教・道教・仏教や、様々な伝説・説話等をモチーフとした多数の奇妙な像とジオラマが展示されている。
またの名を夜間飛行のママ。
40代後半のシンガポール人独身男性。
メーカー勤務のKelvinさんは、とても40代前半には見えない若々しい印象。
「ごめん、仕事が押してしまったよ!」
そう言いながら駆け寄ってくる姿が、ものすごく爽やかである。
シンガポール人男性らしく、終始レディーファーストで女性を楽しませようとしてくれるのも本当に嬉しい。