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【Ep.6-3】アドベンチャーコーブ妄想ショートストーリー後編(3/3)

 

 

 

一体何をどうめかしこんでいるのか、のぞみは一向に更衣室から出てこなかった。

おおかた、ビキニの胸にパッドを山ほど詰め込んででもいるのだろう。

仕方がなく近くのビーチチェアで待っていると、マコトさんがやって来た。

 

 

「あ、マコトさん。今日の記念に、写真を撮りませんか?」

 

 

 

 

二人並んで撮った写真は、なんだかとても親密げに写っていて、画面を確認した瞬間に心臓が踊った。

やだこれ……永久保存版じゃない? 

ていうかこの写真が流出しちゃったりしたら、私たちスキャンダルになっちゃうんじゃない?

 

 

 

有頂天で何枚も写真を撮っている私の背後から、恨めしそうな声が聞こえてくる。

 

 

 

「ちょおっとぉー。私がいない間に、二人で何やってるんですかー?」

 

 

 

 

のぞみがようやく、着替えを終えたようだ。私はさっきからの仕返しにと、あえて余裕しゃくしゃくに、

 

 

 

「この椅子、気持ちいいよ。のぞみちゃんもそっち側に座ってみたら?」

 

 

 

と声をかけた。

マコトさんの隣の席には私がすでに座っているから、のぞみがどう頑張ったところで、この距離感は手に入らない。

ふふふ、のぞみめ。反撃はここからよ!

 

 

 

 

 

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