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【Ep.4-3】ビシャンアンモーキオパーク妄想ショートストーリー後編(3/3)

※この記事は実際の取材を元にしたフィクションです。実在する人物・団体とは一切の関係がありません。

 

常夏のコスモポリタン・シティ、シンガポール。

 

恋が似合うこの街には、珠玉のラブストーリーの舞台としてふさわしい、数々のデートスポットが存在する。

 

しかし嘆くべきは昨今の「恋愛離れ」。

 

多くのシンガポール在住日本人が、恋やデートそのものに対する消極的な“めんどくささ”を持て余している。

 

そこでナイトライフシンガポール編集部は、この街にはびこる「デートめんどくさい症候群」を駆逐すべく立ち上がった!

 

(なるべくしがらみの少ない)男性読者を問答無用でおすすめデートスポットに連れ出し、在住者を代表して評価してもらうのがこの企画。

 

さらにはその評価と当日の写真を元に、あなたの恋心を刺激するショートストーリーを作成することとした。

 

リアルと妄想が交錯する半フィクションが、眠っていたデート欲を揺り起こす?!

 

 

 

【妄想ショートストーリー】ビシャンアンモーキオパークと、麻里絵26歳<後編>

 

 

「ねぇ、ケン。せっかくだからパークの中をもう少し散策してさ、またいい場所があったら、そこでギター教えてよ」

 

「オーケー。日が傾いてきていい感じだね」

 

「ギターケース、重くない?」

 

「重くないけど、抱えてると暑いね」

 

「まー、普通に考えてそうだよね。ごめん」

 

「いいよ。麻里絵の思いつきにしては、今回結構楽しいし」

 

「えー、今まで、一緒にいて楽しくなかったことなんてあったっけ?」

 

「誰かさんが空港にパスポート忘れてきた時とかは、さすがの俺も……」

 

「あああああ!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

 

そうだった。

まだ付き合いはじめたばかりの頃、旅行に行こうって頼んだのは私だったのに、空港にパスポートを忘れて行ってしまったことがあって……本気でイラついてたっけ、ケン。

せっかく緑に癒されていたのに、あの大失態を思い返すと、少しヘコんでしまう。

 

 

 

 

「この公園、いろんなアクティビティができるようになってるんだね」

 

 

落ち込み気味の私を気遣ってか、ケンが話題を変えてくれた。

 

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