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【Ep.3-2】セントーサ島・パラワンビーチ妄想ショートストーリー前編(2/3)

 

 

 

 

ハーバーフロントで乗り換えたセントーサエクスプレスからは、ロープウェイの向こうまで、海の景色が良く見えた。

ユウがぽつりと呟く。

 

 

 

「乗り物が変わると、会話の質も少し、変わるよね」

 

 

 

発言の端々に、とてつもなく感性が豊かなところを滲ませたりするくせに、普段は決して理性の操縦桿を手放さない。

彼はそんな人だ。

でも今日はもしかすると、少しだけ本音を話してくれるかもしれないと思った。

 

 

 

 

 

 

ビーチステーションでトラムに乗ると、お互いの口数はますます少なくなった。

でも、同じ景色を待っている。

ほの暗いトラム乗り場のすぐ向こうに広がる、真っ白な砂浜を、ただ一緒に待っている。

 

 

 

<次回、【Ep.3-3】セントーサ島・パラワンビーチ妄想ショートストーリー後編(3/3))】へ続く>

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