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【Ep.1-3】スンゲイブロウ湿地保護区妄想ショートストーリー後編(3/3)

※この記事は実際の取材を元にしたフィクションです。実在する人物・団体とは一切の関係がありません。

 

常夏のコスモポリタン・シティ、シンガポール。

 

恋が似合うこの街には、珠玉のラブストーリーの舞台としてふさわしい、数々のデートスポットが存在する。

 

しかし嘆くべきは昨今の「恋愛離れ」。

 

多くのシンガポール在住日本人が、恋やデートそのものに対する消極的な“めんどくささ”を持て余している。

 

そこでナイトライフシンガポール編集部は、この街にはびこる「デートめんどくさい症候群」を駆逐すべく立ち上がった!

 

(なるべくしがらみの少ない)男性読者を問答無用でおすすめデートスポットに連れ出し、在住者を代表して評価してもらうのがこの企画。

 

さらにはその評価と当日の写真を元に、あなたの恋心を刺激するショートストーリーを作成することとした。

 

リアルと妄想が交錯する半フィクションが、眠っていたデート欲を揺り起こす?!

 

 

 

 

【妄想ショートストーリー】スンゲイブロウ湿地保護区と、あかり31歳<後編>

 

 

 

この日のメインブリッジは、いつもより心なしか騒がしかった。気づくと皆が同じ方向を眺め、何やらヒソヒソと呟いている。

 

思わず立ち止まり同じ方向を覗き込んだ私たちに、バードウォッチャーの一人が声をかけてきた。

 

 

 

「お二人さん、あっちをご覧。あそこにアイツがいるよ」

 

「アイツって?」

 

「アイツって言ったら、アイツに決まってるじゃないか」

 

 

 

釈然としないまま、指を刺された方向に目を凝らすと……いた。アイツが、いた。

 

 

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